にゃんこにっき

青春の象徴 恋のすべて

反省文

気分良くビールを飲んでいた。日曜日には日本酒を飲むイベントに参加していて、今週は飲みすぎだな、なんて思っていてた。明日も仕事かー、あー、やだなぁ、家でゆっくり寝たいなぁ、なんて眠くてややぼーっとしてる頭の中で考えていた。眠くて気付かなかったことがあった。それは、数分前に思っていた、家でゆっくり寝たいなぁ、という思いがその瞬間に消えてなくなる出来事であった。

私は外国に行く機会がそれなりに多く、そのたびに「日本はすごい。とにかくすごい」とイキリ外国かぶれのようにくちにするけれど、今日ばかりは住んでいる街、京都でそのようなことを思った。コンビニには使いやすいサイズの化粧品が売っている。夜遅くまであいているディスカウントストアもあるので、服を買うことができる。その日にお願いしたら泊まれるカプセルホテルがあり、しかも大浴場がある。脚を伸ばして湯につかれるのである。

夜中チェックインしたときと、今朝チェックアウトしたとき、両方ともカプセルホテルの支配人の方が同じ笑顔で迎えてくださった。

「いってらっしゃいませ」

そうか、いってらっしゃいなのか。私は長らく一人暮らしをしているので、会社に行く前に誰かそのように声をかけられることはない。

「支配人…たまに鍵、会社に忘れます…」